おじいさんが贈り物を置きに
行っているあいだ、
子熊はもっぱら
橇に残って留守番でした。
しかし、最後の家にきたとき
今度は一緒についていくといって
ききません。
おじいさんは仕方なく
子熊を連れてお家の中に入りました。
部屋の中では小さな女の子が
眠っていました。
二人はそぉっとベッドに近付いて
贈り物を置いたのです。
さて部屋から出ようとしたときです。
子熊がドア口に置いてあった
美味しそうなお菓子を
見つけてしまったのです。