「いやいや。たいへんな吹雪だった」

ドアを閉めるとおじいさんは上着についた雪を

すっかりはらいおとしました。

そして懐にいれていた小さな子熊を

暖炉のそばに寝かせると

トナカイのミルクを温めました。