「おや、おまえさんはいったいどこのどなたかな?

 真っ白なおちびさんはどこだい?」

 

 

 

「いやいや、とんだ子を

 預かってしまっなぁ」

 

部屋を元通りにするのは 一日がかりでした。

おじいさんがせっせと片づけているあいだも

子熊はおじいさんにぴったりくっついて

楽しそうにしています。

 

「おいおい、

 おまえは自分の罪が

 わかっていないようだね」