ある日おじいさんが子熊に 話しかけました。

「なぁおちびさん、

 ワシはこれからしばらく出かけるんだが、

 いい子に留守番していてくれるかい?」

 

子熊の様子では

とても大人しくしていられるようには

思えません。

おじいさんはため息をつくと

 

「やれやれ、

 ひとしごとおえたあとに

 家の後片づけは 勘弁してほしいからね」

 

と子熊を抱き上げました。

おじいさんは子熊をおじいさんの用事に

いっしょにつれていくことにしたのです。