あいさつをした帰り道、 一頭の元気のないドラゴンと会いました。 「ずいぶんしょんぼりしてますね? もうすぐ楽しいおまつりなのに。 」 「まつりは炎のまつりだろ? ぼくにはちっとも楽しくなんてないんだ。」 ひねくれたドラゴンの答えに女の子は不思議そうにたずねました。 「わたしたちはあなた方のために、 すごくおいしいお料理を準備してるのに! ドラゴンさんたちはおいしいものが大好きでしょう? 」>>