1月10日

年末のダッシュがたたってスタミナギレか…?

年末にクリスマス向けの絵本を作った頃、1,2週間程かなりがんばった。 ホントにがんばったのは最後の3日間だったけど。おかげで年末から今まで、ずーっと脱力感に見舞われ、何もする気が起こらなかった。もうそろそろ何か始めなければと思いつつ、気力が…

とりあえずことはじめに日記を書く。

あの絵本を作るのに参考にしたのは星野道夫という写真家の写真集だった。 たいていの本屋さんの芸術コーナーに置いてあるメジャーな物だ。 数年前に急逝してしまった写真家だが、アラスカを中心に撮った写真は本当にすばらしい。

気候的にはまさに「アラスカ」のわがアパート。
入れたてのホットコーヒーがわずか五分足らずでアイスコーヒーに。杉並のツンドラとはこの部屋のことさ。
そこで重宝しているのがスターバックスの樹脂製タンブラー外表面と内側の間に空洞があるため、保温性が高い。
以前からこんなの買う人いるの??と疑問に思っていたのだが、店員に用途を聞いて、購入してみたところ、QT目から鱗の逸品でした。

トナカイを描くのに、最初は図鑑などをあたっていたのだが、どうも貧弱なのが多くて迫力がない。インターネットで調べた動物園のトナカイも、サンタさんの橇を挽かせるには役不足だった。丁度、お気に入りの写真集の棚のところに行ったら、「アラスカ」というタイトルが目に入った。開いてみたら、今まで見たこともないほどすばらしい角をかざしたトナカイの写真があった。美しいトナカイは決して理想の架空の姿ではなかったのだ。現実の野生は私の想像の何倍も何倍も美しくて、とても嬉しかった。

森の中に佇むヘラジカの写真などは、眺めていたら、涙まで出て来てしまった。 小さく慌ただしく生きている私達のような人間がいる。それと全く違った場所で、同じ時間、こうして深い森の中でひっそりと呼吸する美しい生き物がいるのだ。何を考えているわけではない。その姿からはその存在に意味がないとは思えなかった。思考することが生きる意味ではないということ、存在していることが意味を持つ。そんなこと考えたことがなかった。

たとえば