2003年8月

アーミッシュ



お世話になっていたご主人のこのような生活スタイルが実現するにあたって、近くにアーミッシュと呼ばれる宗教的なコミュニティーがあったことが大きな助けになったと思われます。アーミッシュは宗教的な理由から電気を使いません。自動車を始め、ガソリンを使用する農業機械なども使用することなく、そのコミュニティー内でほぼ自給自足の生活を営んでいるそうです。私がお世話になっていた先のご主人が交通手段に使用している馬車はアーミッシュの人たちの馬車を参考にしてご主人自身が作りました。車輪はアーミッシュの職人に注文したそうです。
私が初めてアーミッシュの人たちを見たのはご主人と一緒に街に買い物に出たときでした。その町にはアーミッシュの村の近くにあるということで、アーミッシュの人たちが馬車で買い物や銀行などにやってきました。クラシックなワンピースに黒いケープをかぶった女性がやはりクラシックな作りのワンピースを着た小さな二人の女の子とダブダブのズボンにシャツ姿の男の子を連れていました。この夏場に少年が長ズボンとシャツを着ているという光景は一瞬ぎょっとするくらい異常です。次に若い女性を見ました。非常にすらりとしたその女の人は丈の長い黒いドレスに黒だか白のケープをかぶっていました。まるで古い肖像画から抜け出てきたようです。私は振り返らずにいられませんでした。
ご主人の話によれば彼らの質素な生活スタイルはすべて村の中での協力で成り立っており、例えばある農家の納屋が火事で燃えてしまったとすると村中の人が集まって新しい納屋を数日で建ててしまうそうです。アーミッシュの馬車は黒と決まっています。

近くの町の公園で開催されたヒロシマセレモニーの灯篭とアーミッシュの方々。
(ヒロシマセレモニーとアーミッシュの人たちは関係ありません)

図書館で見つけたアーミッシュの写真集の中にあった風景です。
私が見た人たちは柄物の服を着ていることが多かったのですが、写真集の子供たちは青と紫を着ていました。男の子はお河童頭と決まっているそうです。彼らについての基本的な情報はこちら。興味深いです。