2005年1月

クリスマスでした



こちらでは一般的にクリスマスデコレーションを1月6日まで飾るとのことで、年を越えてもクリスマスの余韻の残るカナダからいまさらながらのクリスマスの話題をいたします。
カナダではこれで二度目のクリスマスを迎えることになりました。一度目は2002年、初めてカナダでお世話になったホームステイ先の家族のもとで過ごしたクリスマスでした。いい年齢を越えた今でもクリスマスに特別な執着を持っている私にとって色々な経験や情報を得ることができて、貴重な体験でした。
ツリーはクリスマスの1週間ほど前に飾るのが一般的なようです。というのは早く飾りすぎると生木のツリーの葉が古くなって落ちてきてしまうというこで、1月6日をめどとすると、21〜23日くらいがベストのようです。こちらではクリスマス電球の前身であったろうそくをツリーに使用している家庭があります。私がたまたま行ったドイツ人奥様のお家ではろうそくが静かにツリーを輝かせていました。しかし、このろうそく、常に見張っていなければならないため、あまりリラックスできません。
今年クリスマスを迎えたお家のツリーは完璧にデザインされたゴージャスなツリーではありませんでしたが、一つ一つのオーナメントに想い出がこめられた暖かいものでした。毎年加えられる新しいオーナメントは数年後、数十年後とクリスマスのツリーを飾る度、懐かしい想い出を家族に思い出させてくれるんです。素敵ですよね。
クリスマスツリーの裾には家族や親戚たちから送られたプレゼントが山と積まれています、それがたとえ89歳の母と50歳の娘の二人暮しの家であってもです。そして25日の朝にはプレゼント用の大きなストッキングにはパンパンにおもちゃやお菓子、些細なプレゼントがぎゅうぎゅう詰めに。もし私が幼かったら、まさに夢そのものでしょう。いえ、たとえどんなに自由に想像力を働かせても、ここまでの豊かさは想像できませんでした。
私は幼い頃、イブの夜に自分の小さな靴下を和室の砂壁にベタッと貼り付けていました。そこにサンタクロースが子犬を入れてくれることを毎年期待していたのですが、靴下は遂に空のままでした。その代わりに枕元にはクリスマス用包装紙に包まれたプレゼントが一つ置いてあるだけでしたが、子犬でなくても結局大満足したのでした。

 

 

 

私がお世話になっている家族に送った彼らのペットを石に描いたもの。
お金がないからといって発案したのですが、重いだけですごく役にたちません。
犬4匹に猫6匹。小さな家にかなりのペット密度です。ちなみにワンちゃんは皆良い子です。
例のパンプキンがいるのに気づきました?

数匹の猫は犬の裏面に描いてあります。