2003年8月

クリスマスツリー刈り



ある日の農作業は、冬場の商品であるクリスマスツリーのトリミングでした。ここのメインは野菜の栽培でしたが、余った土地を遊ばせておくよりはといった程度に、クリスマス用のツリーを少々栽培していました。美しい三角錐に育つようにと、この夏場に枝をカットするとのことです。今年の春から伸びている若枝を残すようにして切らないと、その枝は枯れて禿げ禿げになってしまいます。(我が家のクリスマスツリーや生垣が同じ失敗にあっていました)。てっぺんを切るのはその方が中間部がよく茂るからだとのことです。

これらのクリスマスツリーは一本2500円ほどで売るとのこと。いつ植えたのかと尋ねてみれば、約12年ほど前。毎年手入れして、12年で一本2500円。野菜と比較するとかなりの安値に感じましたが、、野菜は数日に一度のお手入れで育つのに数ヶ月、木は一年に一度のお手入れ、毎日に換算したら、野菜は一ヶ月くらいで、木の場合は約二週間くらい。木の方が手間はかかっていないんですね。
さて、いよいよツリーをザックザック鋏で切り始めましたところ、バサバサと勢いよく小鳥が飛び出していきました。枝を掻き分けて見ると、可愛い鳥の巣がありました。

これは恐らくロビン(アメリカントラッシュ)と呼ばれるカナダの西部と東部でならごくごく平凡な鳥の巣であったと思われます。鳥の巣には馬の鬣が使われていました。