2003年8月

CSA(Comunity Shared Agriculture)



この農家で作られた無農薬野菜は決まった顧客に売られています。これはCSAと呼ばれています。毎週2回火曜日と土曜日に前日と当日の朝に畑から収穫されたばかりの野菜をお客さんが取りに来ます。CSAの日は週二回ですが、火曜日に来る顧客と土曜日に来る客は別で、お客さんにとってはCSAデーは週一回ということになります。
野菜置き場に並べられる新鮮な色とりどりの野菜たち。一人頭の取り分のリストが書き込まれた小さな黒板が入り口に添えられていて、、お客さんはその黒板どおりに野菜を取っていくのです。たとえば
・ビーンズ(インゲン) 1カップ
・ズッキーニ 2本
・ビーツ 6〜10個 (真っ赤なカブの一種、カブよりもヘビー密度がある)
・玉ねぎ 2個
・キュウリ 1本(※ケチなのではありません。あちらのキュウリは大きめで、日本人のようにたくさん消費しないことがわかりました。)
・トマト 3個
・ニンジン 10本
(日本人との野菜の消費の仕方の違いがここにも。にんじんは日本のものよりも生食向きで、ニンジン臭さが薄く、柔らかいけど歯ごたえは抜群。日本のニンジンも若いうちに収穫すると似たようになるのかしら?すごく美味しく、病み付きになります。)
・なす 1個
・グリーンペッパー 1個
・サラダ野菜の若葉のミックス、袋1杯
・庭の花壇からお好きな花、一束(可愛いブーケを作るのに十分なだけの花々が)
ほどが一度あたりの量。
そこへ時期や週によって季節の野菜(スイカやメロン、とうもろこし)や珍しい野菜、畑で育てた花などが加わっていきます。収穫をしたり、野菜を洗ったりしているうちに服は泥だらけの水まみれ、汗まみれ。カナダといえど、ここはまるで日本、気温も高けりゃ、湿度も高いんです。
インゲン豆やズッキーニは前日に収穫しましたが、7割方は当日の朝に収穫します。ズッキーニなどの成長の早い野菜はほっておけば、誰も欲しがらない大きさになってしまうので、一度に余るほど収穫します。残った野菜は「ご自由にお持ちください」の箱に入れられます。ビーツやニンジンの葉の部分や、残った野菜たちはその日の午後には二匹の豚の餌になります。

野菜置き場、手前のはっぱはスイスチャード、青物好きにはたまらない野菜でした。
日本にも早く浸透しないかな〜。ほうれん草みたいなアクがちょっとあります。レインボースイスチャードは茎の部分が鮮やかなピンク、オレンジ、イエローと、超カラフル、並べているだけで楽しくなっちゃいます。

お馬さんに引っ張ってもらっての移動、グラジオラスの長いうねに沿って花を収穫していたときは、畑で花を切り取りながらお馬さんにちょっとずつ進んでもらって台車に収穫した花束を載せました。
「進め」と「とまれ」のリモートコントロールができるんですよ。すっばらし〜♪

 

初めて見た野菜、コロラビ。キャベツの仲間でブロッコリーの茎よりコクがあるかんじ。
皮が硬く、中身も料理しないと硬いです。 葉を落とした状態です。

逆さにすると宇宙船みたいで可愛い。