2003年7月

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2003年7月18日
一文無しの不動産マニア

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さてサスカチュワンを後にして、次はマニトバ州へ移動しました。
私の旅行中の楽しみは各箇所で不動産広告を集めることでした。
発展著しいブリティッシュコロンビア州や天然資源の豊富なことで税金の安いアルバータ州に比べて、サスカチュワン州やマニトバ州は土地の価格が非常に低く、驚きの価格で日本では億万長者並みの広さの土地を手に入れることができます。
サスカチュワンではゴルフ場くらいの土地に痛みのないそこそこの修理で住めそうな家付きで300万円程度でした。
そんなサスカチュワン州の後だったものですから、バスで移動中に美しい土地を通る度に、ここの土地はいくらなのかしら、と身の程知らずな疑問が私の頭をよぎっておりました。
マニトバ州は小さな湖や池が多く、多くの水鳥が飛来する場所があることを、以前水鳥の写真集で読んだことがあったので、途中バスで通り過ぎた、小さな池が点在する平原地帯が印象的でした。

不動産といえば、ノバスコシア州もとても美しい土地でありながら土地の価格はお手ごろ価格で、億万長者並の風景が2000万円ほどでした。しかし、ノバスコシア州は定年後のアメリカ人が続々移住してきており、土地の価格も一日単位で高騰している最中でした。実際ルーネンバーグで出会ったアメリカ人夫婦に不動産ツアーに連れて行ってもらいました。そこで今まで見たことがないような美しいビーチを見ました。美しい砂浜と穏やかな海。向こうに建っている可愛らしい小さな家々。現実感のない心地よい静けさ。
私たちの他に数人砂浜にはおりましが、静かすぎるゆえ、この砂浜がまるで自分一人の物であるような錯覚を覚えました。私がもう一度訪れてみたいと思う場所です。
(と、話はノバスコシアに飛んでしまいましたが、その前に訪れるケベック州とオンタリオ州の日記が続きます。)

 

 

Hartle Beach という海岸でした。八月の鯨という映画を思い出しました。