2003年6月
食べずにはいられない。


馬のつまらないところは、馬はほとんどの時間草を食べるのに忙しく、天敵などのマイナス要素意外にはほとんど関心をもたないところです。呼んでも反応無し。年をとった馬ほどその傾向が高まるように思われます。ところが子馬はそうではありません。食事に忙しい母はつい子馬の監視をおろそかにしてしまいます。まだお乳しか飲めない子馬はママに相手をしてもらえず暇になります。ママがふと気付くと子どもはチョロチョロ歩き回ってとんでもないものいじっていたりする。これは人間のこどもでもお馴染みですよね?
人間に慣れた子馬は人間の姿を見るとすぐよってきます。好奇心からです。いつもいつも『これなぁに?あれはなんだろう?』なんです。
母親に餌をやるとき、手持ち無沙汰な子馬が必ずやってきてくれました。

このチビが『ピタ。』と鼻をくっつけてきたりします。
もう、もう。もう〜!!!カワイイ。
歯が伸びてきて「ガジ。」と噛む馬もいます。それは痛いです。

めしを食うのに夢中の母親が自分のわが子の見えないことにハッと気付いて小屋の外に顔を出します。口にほし草をほおばってムシャムシャしながら子馬をチェック。そしていそいそとまた続きを食べに戻り、またムシャムシャ頬張って心配そうに子馬の姿を確認に出て来ます。食べることはどうしても中断できないのです。

それが私にはこう見えて...。↓