2003年6月
日記をつけはじめる

6月2日
このころから持ち歩いていた小さなカレンダーに日記をつけはじめました。
その日あったことを一行程度で書きとめたものです。

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6月3日
カイヤが腹痛を起こす。

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カイヤというのはアイスランディックホースの牝馬の名前です。
馬に頻繁に起こる病気がおなかにガスがたまって起こる腹痛です。
腹痛の不快感から馬は立ったり座ったりを繰り返したり、すわったままじっとしていたりします、最悪は死につながります。その場合は馬をひいて歩かせて、おなかのガスが抜けるのを促します。それでもおさまらない場合は獣医さんを呼んでミネラルオイルという特殊な油を鼻から胃に流し込みます(ミントの香りがついていました)。このとき獣医さんは、先にヌンチャクのような器具で鼻を縛り、鼻の穴にチューブを挿入してオイルを流し込みました。チューブを入れる際鼻の内側が傷つき、鼻血がダラダラ流れて驚きました。かわいそうなカイヤ。

目的は大人しくさせるんだと思ったけど、、、、
記憶は曖昧なので器具自体全然違う形だったりして…

ジュディーはそれほど馬との暮らしが長いわけではなく、初めて起こるトラブルもたくさんあります。ほかの牧場では馬に異常があってもなかなか獣医さんを呼ぶことはありません。たいていは大事ではありませんし、獣医さんを呼ぶのはお金がかかりますから。ジュディはお金持ちなのか?と思うほど、彼女はお医者さんを呼びました。彼女の動物に対する愛情はよほど強いのです。ジュディーのおうちでは犬を4匹と猫を4匹飼っていていました。
そして歯のないプードル、フランシー以外の7匹は皆太り気味でした。
私がジュディーのおうちについて間もなく、朝起きたときにデブ犬三匹にベッド脇でじーっと見守られていたことがありました。新入りの様子を伺っていたのかな。