2003年6月
アルバータのアイスランディックホース

 

さていよいよブリティッシュコロンビア州から脱出します。ひとつ東隣の州アルバータ州の南部の都市カルガリーから北へ100キロほどのところにある小さな街。ジュディーという40代後半の女性がお母さんと2人で暮らしている家にお世話になることになりました。


ジュディーはトロントというカナダ東部の最大都市で育ちました。馬と縁のない環境で育ったものの、どうしても馬が好きで、10年程前にカナダ西部へと引っ越して、牧場をもつ夢を実現させました。彼女が育てているのは、アイスランディックホースというアイスランド原産の小型の馬ですが、今だ馬の生産で利益をあげたことはなく、月の半分は看護婦として、カルガリーに働きに出ていました。
アイスランディックホースは普通に分類したらポニーですが(血統ではなく体高でポニーとホースは分類されるとのことです)この種はなぜかホースという名がついています。分厚く豊かなたてがみがこの馬の特徴で、おもしろいのはアイスランドの厳しい風土に適応しただけに、他の種に比べ、食べる量が少なくて済むとのことでした。また、毛色のバリエーションも広く、見た目にもおもしろい馬です。

ブロンドの豊かなたてがみが美しいゲイファという女の子。グループのボスでした。
サラブレッドを見なれているとズングリ見えるけど、綺麗なんですよ。