2004年3月

もん。もん。もん。

母に言われた。「お前最近表情悪いよ」
「あ?そう?うんそうだね。」
会社に勤めてない私は努めて笑顔を作る必要がなくなってしまい、いつもむっつりしている。 必要性がないとここまで笑うのを忘れるのかなぁと疑問に思った。理由はそれだけではないのだろう。
最近自分に自信がなくなってきた。だから笑えない。眉間にシワを寄せ、にがーい顔をしている。自分が今度選んだ道が、無駄足になるのではという怖れ。とりあえずは試してみるまで結果はわからないから、今は自分が選んだ方を進むしかない。

またカナダへ行くことに決めた。
カナダへ行くことで逆に夢から遠ざかるかもしれない。もう転職限界ボーダーラインを完璧に超えようとしている今、カナダを選ぶ理由はいろいろな矛盾をはらんでもいるけど、これも縁だ と思ったからカナダを選んだ。はじめは北海道で働こうと計画を進めた、そしたらカナダで世話になった人から仕事をたのめないかというオファーが来た。仕事はほんの雑用だけど、何かのチャンスのように思えてならなかった。だけどいったい何のチャンスになるのか?わからない。わからない…。

楽な道と険しい道。両親は私が現実から逃げて楽な道を選んでいると言う。以前のとおり東京で仕事してる方がよほど楽だと思う。ちゃんとした肩書きがあって、お給料だって十分で、仕事も慣れた。仕事仲間は皆いい人ばかり。なんの問題もない。不満だったのは自分の未来だけ。だから、今自分の未来に通じる軌道を定めている私。毎日会社に通わす、自分の好きな時間に好きなことしていると肩身がせまい。知っている人に会うと身を隠したい。
私が夢見疲れて、ああ、楽に生きたいと諦めたら、サラリーマンに戻るさ。

思うようにはならないのが現実。あきらめて、妥協していくのが人生。
いえ、いえ、なせばなる。ならぬのはなさぬから。
そう思える私はまだまだ若造だ。
むっつり夢見る若造だ。