8月28日

アイルランド

 

私は熱し易くサメやすい。ブームが到来したと思うとすぐ飽きる。
しばらく私のサイトを見てもらっていればよくわかるだろう。
次から次へと興味は移り変わり、ろくに把握もしないまま、忘れ去る。
珍しく長もちしたのは競馬のみだ。
そんな私の最近気になってい「た」のがアイルランドだ。
気になり出したのはワールドカップ。といっても開催中の話ではない。
ま緑色のユニフォームが印象的だったのでちょっと気になっていたところ、先日アイルランドとスペイン戦のビデオを見る機会に恵まれた。
素人目には断然スペインの方が優勢にみえた。上手にみえた。
有名選手だらけの超豪華メンバーのスペインを相手に アイルランドはあっさり負かされるかと思ったら、 これが粘る。
結局負けてしまったけど、後半になってスペインがあきらかに バテてきているところ、アイルランドはバテない。しぶとい。

ドシロウトのサッカー話はこのへんにして、 アイルランドが舞台の小説で数年前日本でも出版され、映画にもなった 「アンジェラの灰」をビデオで借りてみた。
主人公の男の子はどん底の貧しさの中幾度も失望を味わされつつも、ささやかな希望に目を輝かせ、 家族を思いやりながら生きている。
父親が失業ばかりしてて金は全部飲んじゃうどーしょもないダメオヤジなんだけど 気は優しくて、わが子にアイルランドの昔話をおもしろく聞かせたりする。
男の子はそんな「父さん」を決して恨まず健気に慕い続ける。心洗われる話だった。 衝撃的な出来事は何も起こらないのに、すっかり引き込まれてしまう映画だ。 主人公の家族の辛抱強さはアイルランド人特有のもの?
父ちゃんには微塵の根性もなかったけど。。。

貧しい母アンジェラがいつも着ているのが赤いコート。とても魅力的。

 


で、アイルランドといえば、あの名種牡馬の トニービン。
このアイルランド産の馬、得意な馬場は中〜長距離。得に府中の開催後半、荒れてきた馬場での活躍が目立つ。 これも「アイルランドの粘り」が成す業か??