2003年8月

パッツン前髪の主人

 

ここのご主人に、いきなり会ったその場で「君はスージーだ、スージーと呼ぼう。」
と言われ、私はスージーと名前をつけられてしまいました。
慣れてきた頃にはちゃんと本名で呼んでくれましたが、外人さんには日本人の名前は覚えにくいので、手っ取り早く判りやすい名前を命名してしまえということだったのでしょうか。
最初は変なジイサンだと思いましたが、その後馬のそり引きの練習などもさせてくれたり、最初の印象を覆えす友好的態度で接してくれました。


このお馬さんの名前はモリー、地方のそり引き大会(ばんばレースみたいなもの)にこちらの主人と参加するとのことでした。

小さな娘さんと私をモリーの牽く馬車にのせて街を一周してくれたこともありました。
そのとき、あまりにモリーがオナラをたくさんするので、そのたびに「Oh Molly!」と顔をしかめて鼻をつまむご主人に小さな娘さんも私も笑わせられました。
実際、モリーのウンチは私が会ってきた他の馬より臭かったです。
人間用のパンなどもおやつにもらって食べていたせいでしょうか。

近々、馬のそり引き大会があるとのことで、私が絵が好きなことを知ると、大会のときに使うサイン(看板)のようなものを描いてくれないかと頼まれました。
それまでのものは厚紙にモリーの名前をプリントした紙を貼り付けたものだったので、新しいのはもっとしっかりしたものにしたいと、厚い板を切り出して渡してくれました。

文字がゆがんでいますが、皆さん喜んでくれました。
まだ使ってくれているかな・・・