2003年8月 星に願いを 前回より更新の間があいてしまいました。 子馬が死んでしまった農家を去るところからです。 毎日朝から夕方までがっつり働きづめの一月でした。ジーパンもちょっとゆるくなって、体もひきしまってきたように思われました。本当はその私の理想系の農家にもう少しいたい気もしました。しかし、先輩のエイバが馬の仕事は一手にひきうけていたため、私が馬に触れるチャンスはかなり制限されていました。そして私は思い切ってまた東に移動していくことにしたのです。 農家を去る前の夜、私は窓脇に付けられたベッドに窓から頭を出すようにして、星空を仰ぐように寝転がりました。 夜空は晴れ渡り、視力の弱い私にも天の川が見えました。 ときどきスーッと落ちる流れ星を見るたびに、私は祈りました。 「馬と暮らせる生活がしたい。馬がいれば、他には何も要りません」
1年後この願いは予想外の形で実現しました。願いの裏に込めた乗馬や調教の経験はかなえられませんでしたが、1年間、朝と晩と馬に接触する生活を送りました。これは私の願いが星に届いたと言っていいのでしょうか。 そして私はある流星群の夜、また流れ星に願いをかけました。 「馬よりもダーリンをくれ!」と。 その願いは未だかなえられていません。 流れ星がかなえてくれる願いは完璧ではないようです。 あれ?これ、なんだか違うんですけど、、、みたいな。 人生って甘くないっすね。。。みたいな。
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