2004年1月

スノーマンズ

おばあさんの容態が思わしくなく入院となり、娘さんが休暇をもらうまでの数日間、私が一人で留守番することになりました。雪が積もってしまえば、外でやれる仕事は餌やり以外はほとんどないので、テレビを見て時間をつぶしました。そしてふと雪だるまを作ることを思い立ちました。
故郷では一年に数回しか降らない雪。量が少ないから、大きな雪だるまを作ろうとすると、泥がついてちょっと薄汚れた雪だるまになってしまいます。しかし、ここで雪だるまを作ったら、真っ白な雪だるまができるに違いない。思い立つと同時に外へ飛び出して、さっそく制作にとりかかりました。
ところが、真っ白なサラサラの雪はまったく固まってくれませんでした。
そこでお風呂からじょうろに水を汲んできて、水をかけながら雪を足していくことにしました。
雪は簡単にくっついてくれますが、じょうろの水はすぐなくなってしまいます。
何度も何度もバスルームへ水を汲みに行きました。モーレツな勢いで家の中と外を行き来する私を犬たちは不思議そうに見てました。
厚手の手袋には雪がくっついて使い物にならなくなったので、ゴム製の軍手に替えましたが、その方が断然作業しやすいだけで、冷たさは感じませんでした。つい夢中になってしまいました。
あたり中から無限に集まる純白の雪。掻いても掻いても綺麗な雪!
ああ、ここではこんなに簡単に雪だるまが出来ちゃうんだ。うらやましいに尽きます。
住みにくいかもしれませんが、私はやはり雪が大好きです。
雪が降っているときって、実はあまり寒くなかったりするんですよね。だからかな?


出来上がり直後。久しぶりに燃えてしまいました。



後日ワンコを追加。その後に猫も追加。
ジョウロを持たせてガーデナー風?
が、スノーマンはウォルドー(オス犬)の絶好のトイレスポットになってしまい、
黄色いシミをこそぎ落とすのが私の日課になりました。


ニャンコ


1週間ほどの間、おばあさんが退院してきたその日まで
スノーマンズは陽気な歓迎係を入り口で果たしてくれました。