2010年11月4日

ぽち子入眠

 

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10月29日

冬眠場ができあがった。
中心に埋めた腐葉土を満たした木箱の中にぽち子を置くと、あっという間にもぐってしまった。

ちょっと目を離した隙に完全潜土、ぽち子待ちに待った土の中か。

 

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10月30日

朝の犬の散歩を終えたら雨が降り出した。
台風が接近しているとのこと。
冬眠場にはまだ屋根がなく、大雨になった際は心配だ。
この日は朝から外出。ポチ子のベッドの上に気休め的なフタをして家を出る。
幸運にも日中の降雨はそれほどでもなかったが日没後からまた降り始める。
ぽち子がもぐっている底の方がどんな状況か、ぽち子を掘り出そうと試みるが、土を別の入れ物に移さないと掘り出せない。腐葉土の湿りはひどくなかったのでぽち子も一晩くらいの雨なら何とかやり過ごせるだろうとぽち子の発掘をあきらめる。

 

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10月31日

朝、無事雨があがっていたのでぽち子のベッドの土を移動してぽち子を掘り当てる。
甲羅をつつくとムクリと動いて生存を確認。ほっと安堵のため息・・・
この日ポリカ波板を購入して、放牧柵の上に不安定に載せる。
台風は去ったはず?なのに夜から雨&風が強くなる。
夜中雨と風の音が激しくなってきたので心配で見に行くと屋根が落ちていた・・・
屋根を載せ直して重しのブロックレンガを載せる。
翌朝まで屋根は固定されていた。

 

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11月1日

ぽち子の屋根に取り付ける波板を切るハサミを父に届けてもらう。私としては上出来の放牧柵が、父に言わせれば歪みすぎていて話にならないとう。
たかが亀の囲い、多少の歪みなど関係ないと主張する私。
屋根をさっさとかぶせたいだけなのだ。
どうでもいい!どうでもよくない!と親子ファイトに勤しむ。
結局どうしても納得しない父が満足いくよう歪みを直す。
どうせ私は不器用です。

 

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11月2日

そうしてやっと完成。
まだぽち子が土の中でごそごそと動く音が聞こえる。
そのうちまったく動かなくなってしまうのだ。それからが怖い。
とりあえずこれからはぽち子の柵の周りをいじっていこうと思う。
外観がたい肥小屋みたいなので、雨の日以外は波板の屋根を撤去したいのだが、現在はのせっぱなし。
この屋根を片付ける場所がないのだ。
「雨が降り始めたら載せる」という計画ではあるが、完成したこの屋根を抱えて強風に煽られたら軟弱な私はひとたまりもないほど重くてデカいのだった。