2009年6月1日

野ネズミ死す


再度ネズミの罠にチャレンジして二度目の捕獲に成功した。
水槽に入れて思う存分観察できると思ったのだが用事ができて捕らえた翌日の日中はあまり観察できなかった。存分に観察したら我が家から離れた所に放しに行くつもりだった。
ときどき見に行ってみると夜行性の動物だということだが、昼の間も普通に活動していた。
夜になっても昼の間と同じで水槽のアクリルに入った亀裂をこじ広げようと奮闘しては、新聞紙の中でうずくまって寝るのを繰り返しているようだった。
私は深夜まで自室にこもってパソコンの仕事をしていた。
仕事がひと段落して、ネズミの様子を見に行って見るとネズミが痙攣しながらのびている。
死んでしまうのだと察した。
原因はいったいなんだったのだろう。
水も飲ませていたけど、餌は新たに与えなかった。
昨日ドッグフードを10粒以上も食べたのだもの。ハイカロリーな食べ物をあんなに一度に食べたら一日くらい餌がなくても平気かと思ったし、逆にあまり与えすぎたら死んでしまわないかしらと心配だったのだ。
ネズミという生き物について私は何も知らなかった。
野ネズミは小鳥のヒナのように一日餌を与えなかったら死んでしまうのかもしれない。
彼らはやせ細る暇もなくエネルギーが切れて死んでしまうのだろうか・・・・
野ネズミに申し訳無い事をした。

翌朝亡がらを庭に埋めた。
昨日は気づかなかったけど、死骸の耳の所に昆虫の卵が数個産み付けられていた。
生きているときから産み付けられていたのだろうか?以前道路に落ちていたヒミズの死骸にも同じような卵が全身に産み付けられていて気味が悪いと思ったことがあった。
その性急さが怖いけど、命尽きた生き物が土に返るプロセスが着々と進行していってるのだとしたら、凄いことだと感心した。


ネズミの死骸と後ろ脚のひら。肉球?の付きかたが面白い。