2009年4月16日

春の色


水仙が美麗で元気一杯の姿をアピール、ソメイヨシノが大迫力の演出をして散り終える。
かつて私の春のイメージはそこで終わっていた。
でも、春の素晴らしさはまだまだ続くのだった。
ソメイヨシノの花が散って葉っぱの新芽が吹きだすように、落葉樹の新芽は一斉に萌え出て輝きだすのだ。

まるで生まれたての動物の赤ちゃんがフワフワの毛に覆われているように、
この時期の雑木林は春色のフワフワに包まれるのだ。
なんて優しい色だろう。日差しの加減でめくるめく色の変化を見せる。
日光があたってくると、柔らかい紅茶色の間にヒヨコのような萌黄色が色鮮やかに輝いてくる。
自然の変化のスピードはどうしてこうも速やかなのだろう。
どうか鈍クサイ私を置いていかないでくれ。