2008年9月30日

アーニーの脚の傷

 

アーニーには子犬の頃から後ろ脚の指の端に皮角と呼ばれる小さな爪の痕跡のような部分があった。
そのせいか、その周辺や指の間をすり減らして傷つけやすい。
数日前に、指の間が擦りむけている上に明らかに腫れて膨張している事に気づいて、いっきにどん底の気分になった。
大型犬は脚の病気や悪性腫瘍が多いらしい。その部分が「おきる」たびに私は心配のあまり気分が沈んでしまう犬馬鹿だ。自分が悪性腫瘍をわずらったことも影響していると思う。
病院に連れて行ったところ、多分ただの炎症だろうとのことで消炎剤と抗生物質をもらってきた。
それがただの癖による傷なら、アーニーにはやはり靴が必要なのだと、犬用シューズを購入した。
私の心配をよそにアーニーは相変わらずハッピーだ。しかし、散歩に連れ出して途中靴を履かせたら、365日ハッピーな犬がハッピーじゃなくなった。
脚の違和感に嫌がって動こうとしない。
試しに無理に引っ張って一緒に走ってみたら、ヒョコヒョコへんてこに走り出した。
そのうち慣れるだろう。靴は様子を見ながら履かせていく。
病院につれていって5日目、傷は乾いて治まってきたけど、私にとっては暗雲たちこめている犬の足の裏の皮角周辺。
あれこれ心配しても、なるようにしかならない事はある。自然の流れを受け入れて、力を抜いて生きていかねばと自分に言い聞かせる。

受け入れながら、大切にする。