2008年2月

反省と主治医信仰


もう三ヶ月に一度になった通院。
舌は疲れがたまると腫れて擦れて痛くなるけど、肩凝りも、首の凝りもいつの間にかよくなった。
手術して1年くらいは、恐怖で硬直したようになって受けていた首の超音波検査。
毎回検査の前は、身勝手な人間としての自分を懺悔していた。
いい人間になるよう努力するので、何も見つかりませんように。
検査を重ねるごとに、不安はどんどん薄れていって、反省することを忘れた。
元気になればなるほど、傲慢になって毒を外に垂れ流すようになってしまった。
どうして自分はこんなに意地が悪いのか。
病気を知る前よりずっとずっと醜くい気持ちになってしまった。
なぜだろう。 楽に生きているからかだろうか。苦しみながら悩みながら生きることが必要なのだろうか。
自分は苦しまないと、人に優しく、丁寧に生きられないのだろうか。

主治医の先生が移動になることを聞いた。
穏やかで、謙虚で、質問にも丁寧に答えてくれる良い先生だった。
患者は主治医の先生に信仰心を持ってしまうらしい。
主治医の先生に一生懸命質問していた手術直後、ここ2年程はほとんど何も質問しないから、1分ほどの診療で終っていた。
それでも、私も主治医の先生を深く信仰しており、毎度の定期検診をお参りのように感じていた。
ありがたや。ありがたや。
でも次回からは知らないお医者様。
信仰心もなくなって、私はいよいよ悪い人間になっていく。



2月21日昨日から厳しかった寒さが弛んできた。春ダヨ!