2006年7月

カクレオビ


先日犬の散歩をしていたときに、コガネグモの巣を見かけました。
そして巣にへんてこなマーキングのようなものがあることに気づきました。
白い長方形がクモの前脚(後脚?)の延長上に作ってあります。
こんなものが巣にくっついていたことに初めて気づきました。
さっそく巣の端にかかった獲物に反応したコガネグモは、獲物をとりにシャカシャカと移動して、獲物をゲットしたと思うと、また巣の中心にもどってきて最初のポジションにチャキリと納まりました。パーキング完了です。二つの白い長方形がまるでパーキングラインのようでした。
ネットで調べてみるとクモの巣に作られる白い長方形は隠れ帯と呼ばれるものでした。
クモの種類によって作るカクレオビの形状は違っていて、コガネグモの場合は小さな長方形のカクレオビを私が見たようなYの字状に作ったりX字状に作ったりするそうです。
この隠れ帯び目的ははっきりわかっていないそうですが、虫の目にはこの隠れ帯がよく目立って見えるらしく、そこに獲物が誘引されて網にかかりやすくするためだとも言われています。
クモが暇を持て余しちょこっと編んでみたわけではありませんでした。