2006年1月

日の出



あけまして、、、と言うには遅すぎてしまいましたが
めでたく、新たな年を迎えることができました。
年賀状をくださった方には追って、お便り申し上げます。
近所に初日の出を拝みにいきましたが、残念ながらやや曇が出ており、初日の出の瞬間は拝めませんでしたが。まだ出来立てホヤホヤの橙色に輝くお日様が雲の間から半分くらい顔を出してくれました。それにしても出来立てのお日様のパワーにはちょっと感動してしまいました。
最近寒くて起きる時間が遅れていましたので、新鮮なお日様に挨拶することもかなりご無沙汰でした。
初日の出を拝んだものの、年の初めに風邪をひき、ずっと喉を患っておりました。
胸の方にも負担が来て、寝ていても呼吸が苦しい感じがしました。
ま、まさかアレではないよな・・・。
出ました。恐怖のアレ。
「転移」です。ズズーン。相変わらずダースベーダーの登場のごとく迫力の衰えないアレ。
舌の引き続きの違和感ごときに滅入っていることもあるのに、転移への恐怖に咳に煩わされつつ、眠れなくなったりしました。
告知された後の夜、夜中に目がさめ、じっとこれから先のことを考えた日が何度もあったことを思い出しました。少しでも体に戦う力を保ってもらうために、不安に苛まれながらもひたすら眠ることに集中していたあの頃。
8ヶ月を経て、ある意味悪く緩んでしまった私の生への執着。
何のためにこんな病気になったのか、最近自分はその代償としてもらった貴重な気持をまた忘れていました。
美味しくお茶が飲める。
水をこんなにスムーズに喉に流せることがどんなに素敵なことか!
猫を背中に載せてだべってられる。
犬にテニスボールを投げてやることができる。
歯磨きができる。
包丁を持って料理ができる。
絵が描ける。
私はどうしてこんなに恵まれているのか。
それを実感せよ。私は改めて、地平線から現れる太陽のごとく素晴らしい
健康という自由について考えました。




日本ではありませんが、どピンクに染まった朝焼けです。