2005年8月

祈ってます

 

例のデキモノは大人しくしぼんできてくれたように見えます。舌の腫れで相変わらずの首の張りと喉の違和感がモヤモヤしてますけど。
病気の苦痛や不安と闘っている人がいたるところにいること。それをネットを通じて知ることで自分はどれだけ励まされていることでしょう。しかし、逆に私は何もすることができません。
私の受けた治療なんて比較にならないくらい困難な手術を受ける人がいます。アマチュアな経験しか持たない私は、辛い治療に向き合っている人に何のエールも送れません。
お見舞いにいくたびに、弱弱しくなっていく抗がん治療中の患者さんに、何を言っていいかわからず、逆にとんでもないことを言ってしまったかもしれないと不安になります。病院の待合室で、転移のための大手術を宣告されてきた見覚えのある患者さん。私はただ、向かいの椅子で、雑誌に目を落としたまま黙っていることしかできませんでした。
ドラッグ商人になって、ほら、この薬を飲んだら気持ちが軽くなりますよ。なんて言って薬を渡せたら、人助けになるだろうか。
現実の自分は何も知らない。何もできない。
どうか。どうか。うまくいきますように。治りますように。心から祈っています。