2005年6月30日

ビーツ


単数系ではビートというのでしょうか、日本ではあまりなじみの無い野菜です。日本の野菜の料理法と合わないのがなかなか普及しない理由だと思います。昨年、私の不在中に、実家の両親が私がカナダから持ち帰った種を蒔いて作りましたが、不味くてほとんど捨てたとの悲しい知らせを聞きました。
日本では赤い着色量としてよく使われていると思うのですが。赤ビート色素ってきいたことありませんか?
私も初めてカナダでこの野菜を食べたときは、ちょっと土臭いところがあり、あまり美味しく感じませんでした。でもすぐに大好きになりました。とにかくこの赤さがすごく、他の食材と一緒に豪快に使うと、すべて強烈な赤に染まってしまいます。スープに使えば、魔女のスープみたいになってしまうのです。だからあまり料理のレパートリーは広くありません。一番メジャーなのはピクルスで、あとはゆでたものをバターで食べるという食べ方が一般的な食べ方です。私の一番好きなのはオイルをまぶしてオーブンで焼いたものに塩をかけるという食べ方。ジャガイモと一緒にオーブンで焼いて、最後に酢マスタード絡めてホットサラダ風も美味しいです。
そしてビーツをたくさん食べるとどうなるかといいますと・・・
真っ赤なのが出るんです。擬似血便とでもいいましょうか。
それが楽しくて、ワクワクして。作るのも楽しい、食べても楽しい、食べたあとも楽しい。