2005年6月10日

トラちゃんリポート


相変わらずトラちゃんの我が家の猫ブチへの興味は続いております。
外ではしばしば、ブチとトラちゃんが取っ組みあっている声が聞こえます。と言っても聞こえるのは「ウギャーっ!!」という家のネコの声だけなのですが。家の中から、そっと二匹の決闘の様子を伺ってみたところ、どうみてもトラちゃんが優勢で、ブチに乗りかかるように襲い掛かっているにもかかわらず、軽いネコパンチ一発ほどを浴びせるだけで、ブチはまったくの無傷で帰宅してきます。雄ネコのケンカといったら、皮ごとゴッソリ引き剥かれてきたり、耳をちぎられてきたりと、負けた方のダメージはひどいものです。それがかすり傷ひとつ負ってこない。彼らの関係は本当に謎です。もしかしてトラちゃんはホモ?
先日もガラス&網戸越しに家の中を覗き込んだトラちゃんに向かって、我が家の猫が怒りの警告を発した瞬間です。
ビタンっ
トラちゃんが網戸を揺るがすようにへばりついてきたではありませんか。
さすがの迫力にブチは撤退してしまいました。

その現場でのんびりパソコンを打っていた私は、網戸にワッシとへばりついたままのトラちゃんのもとへ近づき、網戸を開けようとしました。もちろん私の行動に驚きさっと網戸から離れたトラちゃんでしたが、その場から立ち去ろうとしません。私は網戸を開けたままにして、パソコンに戻りました。
トラちゃんはまた窓口に戻ってくると、窓口に前脚をかけて立ち上がって、じっと私の様子を伺っています。徐々に前脚が前へ前へと移動して、ついにトラちゃん「入城」です。私に注意しながら、そろーりそろーりとトラちゃんが向かった場所は台所でした。ブチの餌皿に残ったドライフードをガツガツ食べるとそそくさと台所から戻ってきて、掃きだし窓の手前でチャチャッと力強いマーキングの一発を放って去っていきました。
トラちゃん、可愛い顔してなんて男らしいのでしょう。