2005年6月9日

テントウムシ


暇をもてあましている私はちょっと園芸にも凝りだしました。
バラの時期になってアブラムシがはびこり始めます。
我が家にはバラらしいバラはほとんどないのですが、バラの管理にほとんど注意を払っていないため、病害虫がはびこりたい放題になってしまうのです。最初のうちはバラの新芽にギッチリ並んだアブラムシをマイフィンガーでつぶしておりました。ある日犬の散歩でテントウムシの幼虫を採取してきて、幼虫を各バラの枝に放しました。そのうちの2匹をガラスビンの中で飼ってみることにしました。サナギだった二匹は次の日には孵化して、フタツボシとホシがたくさんあるナミテントウへと変身しました。
フタツボシが先に孵ったので、1号、黄褐色の方は2号です。
今日ガラス瓶を除いて見ると、入れておいたアブラムシが全く見当たりません。あるのは黒くひからびたアブラムシの屍骸ばかり。ガラス瓶の中を忙しく動き回っている1号と2号。きっとお腹がすいているんだ!庭に出てアブラムシのついた枝を捜したものの、アブラムシがタップリ乗った枝は皆貴重な新芽や蕾が多く、ジョッキリ行くには気がとがめます。でもかわいいテントウムシのためです。
アブラムシのついたバラの新芽をビンの中に入れてしばらくすると、腹ペコの二匹のテントウムシはさっそくアブラムシを捕らえにいくかと思いきや、アブラムシに行き着いても獲物と気づかずアブラムシを乗り越えてビンの中をただひたすら歩き回っているだけです。その間に危険を察したアブラムシたちは散り散りになって逃げ始めました。「腹が減っていたわけではないのか?」とがっかり。
しかし、ビンの中を2周も回り終えてきたところで1号がアブラムシに食いつきました。さぁ1号!たんとお食べなさい!!
「ぎゃぁぁぁぁぁ」
アブラムシの悲鳴が聞こえるようです。
2号もアブラムシを捕らえに行きました。2匹ともすごい食欲です。
でも二匹は仲がよろしくないんですよ。
いつも離れたところで休んでいるし、周遊中に出会うと、ワラワラワラーっって脚を動かしてお互い嫌悪感丸出しなんです。

ナンダコノヤロー