2005年6月5日

シュジン


あれは何年前のことか、私はかつて電車での移動中、ドア口に立ってボケーッと外を眺めるのが好きでした。(人が降りるときは自分も降りて邪魔にならないようにします)
その日、ドア口に二人組みのバギー子連れ若奥様コンビが乗り合わせました。トーンの高い華やかな声で、子供の話題、夫の話題、家の話題と花咲いているようでした。そのなかでやたら私の脳髄を何度も突き刺してくる言葉がありました。それは「シュジン」です。
「主人は〜。」「主人がね〜。」「主人の〜。」
お互い「主人」という言葉を競うように連発していました。
真横で二人の若奥様の「シュジン」乱れ打ちを聞きながら、きっといつか私にも言える日が来るんだと思って、もう5年くらいたちますか。。。
最近昔の友人から「ブログ始めました!」というメールをもらい、日記を読みに言ったりすると、夫帯者の彼女たちの日常には「夫」や「旦那」というキラキラした文字がやたらちりばめられているのです。
私も日記に「ダンナ」とか書いてみたいと思いますな。
でもね。一番言ってみたいのは「シュジン」なんです。なんだか「「シュジン」っていう言葉には夫への従属感を深く感じます。そんな頼もしい殿方と結婚したい!!というのが理想なんです。非ボランティア精神、男女家事機会均等法主義の私の結婚観からは最も遠い言い回しであると思うのですが、
訳のわからないセールスの電話に
「シュジンと相談してみないと・・・」
なんて言ってみたいというのがささやかな夢なんです。

昨日綺麗なカメムシを見つけました。
アカスジキンカメムシっていうんだそうです。頭や脚はタマムシ色。綺麗な子です。
虫の嫌いな方はスクロールしない方がいいと思います。↓