2005年5月22日

三十路女、叫びまくる!


生まれて初めて富士山を見に行きました。一度新幹線から見たことがあっただけの富士山。新幹線から見た富士山は小さかったけど、今回はちゃんと大きな富士山。本当に絵みたいに綺麗。30歳にして初めて日本の心を拝みました。
今回は兄夫婦の小旅行に便乗させてもらっての富士山観光でした。
口の中は相変わらず化膿しつづけていて、ここのところ浮かない毎日でした。次回の外来受診では首への転移をチェックする検査を受けなければならなりません。どんな事実も受け止める覚悟をしておかなければ。「再発と転移」、それを忘れられる日はありません。そんな私に今回の旅行はちょっとした気分転換になってくれました。

富士山が拝める日常生活って、有名人が近所に住んでるみたい〜

ね♪


富士山観光がてらに富士急ハイランド(遊園地)に寄りました。
富士急ハイランドには以前から入ってみたかったお化け屋敷があります。超戦慄迷宮。古い病院をテーマに作られた役者さんが脅かしてくれるお化け屋敷です。
実は私はお化け屋敷が大の苦手。前回お化け屋敷に入ったのは、20年前にさかのぼります。20年前に入ったお化け屋敷は乗り物式だったので、ほとんど目を閉じていても出てこられました。そんな肝っ玉の小さな私がなぜ入れたか。それは兄夫婦と一緒ということと、「生きているうちに何でも経験しておこう」という気持ちがあったから。
小娘のように絶叫しまくってきました。(黄色くない野太い声でしたが)
お化け屋敷の入り口に懐かしい消毒液の臭い、素敵な演出です。子供の頃病院に行くといつもこの臭いがしました。最近の病院は消毒臭くないですね。そういえば、病院の怖いポイントの一つの「トイレ」があのお化け屋敷にはなかったなぁ。

5年以上前になりますか、戦慄迷宮が開館当時、駅に貼られたポスターを見て、すごく怖そうだな〜って思ったんです。その頃の私にとって、「病院」は、未知で、冷たくて、不気味な所でした。
でも一度明るくて綺麗な病院に入院してしまったから、そのときより恐怖心が薄れてしまったように思います。本当に怖いのは病院とかお化けとかではなくて病気そのものだって、価値観が変わっちゃったのが、ちょっと残念?


お化け役の人の動きはくてんくてんしてます。
それがすごく不気味で、夢中で逃げまくってしまうのです。
お化け役の人は男性限定のようで、看護婦さんのお化けはいませんでした。