2005年4月28日

深刻すぎていけません。


なんだか話題がどんどん深刻になっていって申し訳ありません。
先日起きた列車事故、亡くなった人は100人を超えました。
朝いつものように別れてそれきり帰ってこない大切な家族。 連絡がつかず、夢中で市内の病院をめぐってあるいて、その間中どうしようもなく不安で、恐ろしくて、そして最後に行き着いた遺体安置所でやっと探していた人を見つけるなんて、悪夢の中の悪夢です。
そんな悪夢を誰も経験したくはありません。でも一度それが現実になってしまったら、それに向き合うしかありません。
自分がこんな病気を経験して、近頃は闘病の記録などに興味を持って読んでいます。辛くて先を読めなくなることがよくあります。でもつい読んでしまいます。先が知りたくて。どんなにしっかりした人でも本当は弱いことが悲しい。出版されたものはやはり立派な方のものですから、その高潔な生き方に感動してしまうのはあたりまえのこと。驚かされたのは一般の方の闘病の記録でした。インターネットを介して自己の日記を公表している方が本当にたくさんいらっしゃって、特に死という結末で闘病を終えられた方の日記の感想は言葉になりません。
死と向き合い、乗り越えた方は(肉親であれ、当人であれ)天の上の人のようになってしまうようです。私はまだそんな立派になる準備はしたくないので、あまり深刻なことは考えてはいけないと言い聞かせます。
でもついつい深刻に考えてしまいます。本当に癌関係のドキュメンタリーってすごく面白いんだもの。もうやめられない止まらないのかっぱえびせん状態です。