2005年4月1日

入院 その3 手術

手術への恐怖感は予想以上、車椅子に乗せられての移動はまるでもう降りられないジェットコースターに乗せられているかんじ。手術室エリアはなんだか工場のような印象。無機的。車椅子からコンベアーに寝かされて手術台に移動させられ、そこからはすごいスピードで私が手術される部屋まで運ばれる。なんだか自分が「物」みたいに扱われてるかんじ。麻酔の効きは最高にいいようで、手術室に入って、酸素マスクを付けられてから記憶がまったくない。
看護士さんに名前を呼ばれて意識が戻る。感覚はないけど、もう舌はちょんぎられたんだなぁと思う。自分のベッドで再度目を覚まして舌のつっぱりをかんじる。酸素マスクが心地悪い。母が枕元で除去した部分の周縁部分の簡易検査では癌は見つからなかったと教えてくれた。放射線治療は受けなくて済みそうだ。また眠りに落ちて、夜中に目がさめたとき、舌の痛みが強くなっていた。舌と下あごの接続部分の方まで削いだからか、筋肉の延長上の頭の裏がすごく痛くかんじる。水枕を当ててもらって楽になる。痰が口の中にたまるけど、喉が痛くて痰を切ることができない。一度飲み込んで見たけど非常に痛い。看護士さんに飲み込むとおなかが痛くなるから出したほうがいいと教えられティッシュにできるだけ出そうとするが、きりがない。
今まで暑かったのに、急に寒気がしてきた。気分が悪い。看護士さんにお皿をもらって吐く。
なんじゃこりゃぁっっ!どぶ川のヘドロみたいな真っ黒ドロドロの嘔吐物。飲み込んだ血液がこうして出てくるらしい。吐き気が治まった後も一晩中痰に悩まされる。痛み止の座薬は効いた。
もちろん自分で入れました。自分で座薬入れられるくらいだから、私の味わった苦痛はほんと序の口だと思う。もっと辛い思いをされている方、たくさんいるに違いないから。