2005年3月24日

入院 その2

毎日検査できるのかと思ったら、ぜんぜん。3日に一つくらいしかしてもらえない。
あとはただ病室でボーっとしてるだけ。こんな間に私の癌がどんどん育たないといいけど。
と毎日鏡でチェックします。今のところ見かけはあまり変わっていないようですが、明確に侵されている部分以外は、どこからどこまでが癌化する可能性のある範囲なのかというのは、見た目ではわかりません。どのくらい大きく取ることになるのでしょうか。あまり大きく取ることにならないといいけど、”取り残される”のも嫌です。普段痛みはほとんどありません。食べ物は普通に食べられます。
ただずっと以前から、大好きだった辛いお料理が食べられなくなっていました。ワサビとかカラシも駄目です。

一日中病院の中にこもっているのは息苦しい。
犬の散歩に行きたいなぁと思います。アーニー(自宅の犬)はまだヤンチャ坊主だたから、あまりリラックスした散歩はできないけど、それでも早朝の散歩は気分がよいものです。散歩のコースの途中にある鳥観スポットではカワセミのカップルが瑠璃色の翼を輝かせて鳴き交わしていたり、鶯の声がエコーを帯びて響いているのを聞けたり、上空をゆったりとサギのツガイが横切ったりと、今日は誰と会えるかなというお楽しみもあるんです。住宅地の外れにこんな恵まれた場所があったなんて嬉しい発見でした。
散歩中はアーニーのウンチバッグを腕に提げながら双眼鏡をのぞくことになるのですが、始終なまぬる〜い臭いが鼻をくすぐることになり、今ひとつ。難しいところです。